【国産車】20年間の平均価格推移を調べた驚きの結果

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【国産車】20年間の平均価格推移を調べた驚きの結果 自動車
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(再生されなそう)と考えている今日この頃ですが、気になったことがあるので記事にします。

とみっち
とみっち
管理人のとみっちです!YouTubeXもやってます。

世界的にインフレが続いていますね。自動車の価格も高くなったとは言われていますが、ふと国産車の価格がどのように推移しているか気になりました。

今回は国産車の20年間の価格推移を調べてみます。

「国産車」と言っても資料の関係上、調べられたのは軽自動車と、1,500cc以下の乗用車となりますのでご了承ください。

20年間の自動車価格、そして平均給与の推移を比べると驚きの結果となりました…!

ぜひ最後までご覧ください。

国産車の平均価格推移

政府統計の総合窓口というサイトで、国産車の平均価格推移を過去20年分調べてみました。

以下に調べた価格とグラフを掲載します。なお価格は消費税込みとなります。

 軽自動車 価格(円)
660cc以下
小型乗用車 価格(円)
660cc超1500cc以下
2000年879,0251,603,700
2001年885,1501,593,900
2002年964,6001,596,525
2003年1,013,2501,604,400
2004年1,013,2501,612,800
2005年1,022,7301,627,650
2006年1,022,8051,646,315
2007年1,022,8301,702,110
2008年1,028,3101,690,360
2009年1,044,7501,644,110
2010年1,072,5101,216,440
2011年1,081,2601,241,190
2012年1,093,8521,241,115
2013年1,119,1601,701,193
2014年1,276,6401,747,219
2015年1,326,2171,824,962
2016年1,302,6492,006,485
2017年1,371,6351,984,161
2018年1,404,5921,930,194
2019年1,430,9612,172,962
2020年1,528,7202,056,613
2021年1,577,4052,104,241

政府統計ポータルサイトの公開データを基に筆者作成

実は今回の調査作業とグラフ作成で数時間かかっています…w 画像を使用される際には、出典元として、当サイトへのリンクをお願いします。

1500cc以上の車種に関しては、途中で統計の調査が終了していたため、少し残念ですが軽自動車小型乗用車(以降コンパクトカーと呼びます)のみ掲載しています。それでも、やはり新車販売価格はかなり高騰していることが分かります。

2000年当時、軽自動車の平均販売価格が90万円前後だったことに驚きました。世間はミレニアムに沸いていた頃ですね。僕はというと高校生で、HR/HM(ハードロック、ヘビーメタル)に夢中という同世代ではレアな人種でした。まだ車には全く興味がない頃ですね…笑

車に興味はなくてもCMはいくつか覚えているもので、初代スイフトが79万円〜という驚きの価格とアピールしていたように記憶しています。

コンパクトカーが2009年〜2011年頃にガクッと平均価格を落としていますが、リーマンショックによる影響のようですね。

軽自動車の平均価格は、2000年当時879,025円でした。2021年では1,577,405円となっています。約1.8倍に!恐らくこの価格は諸費用などは考慮しない、車体価格だと思います。税込ですね。

※資料に諸費用を含むといった情報は記載されていませんでした。

現在はちょっと良いグレードを選んで、諸経費を考慮すると、軽自動車も200万円オーバーが珍しくない時代となりました。

一方でコンパクトカーの平均価格は、2000年当時1,603,700円でした。2021年では2,104,241円となっています。軽自動車ほどの値上がりはしていませんが、それでも約1.3倍となっています。

コンパクトカーはなんとなく想像していた値上がり率だったのですが、軽自動車は想像よりもずっと高額になっていました。

自動車の価格が上昇した背景として、安全性能、環境性能などの向上の他、物価の上昇も大きいでしょう。特にコロナ禍に入ってからは供給量が減ってしまったことや、需要が増えたことも価格を上昇させた要因となっています。

参考に軽自動車が2車種、コンパクトカーが2車種、新車時の販売価格を掲載します。

【軽自動車 参考価格】ダイハツ ムーヴ

軽自動車の参考としてダイハツ ムーヴを挙げてみます。スズキ ワゴンRでも、他の車種でもいいのですが、現在ダイハツ車を所有しているので、思い入れがあってムーヴにしました。

僕が車に興味を持ち始めたのは、2000年代前半大学生の時に免許を取った頃ですが、ムーヴとワゴンRといった車種が非常に勢いがあったように思います。

2000年頃に販売されていた2代目の新車時価格と、現行型の社種を掲載してみます。同一車種で比較すると、8割まではいかないものの、3割程度値上がりしていることが分かります。

2000年頃の新車価格

2021年の新車価格

【出典】カーセンサー

2000年頃は税抜表記(当時の消費税率5%)、2021年は税込(消費税率10%
エントリーグレードで比較すると、2000年当時90.1万円(税込)、2021年当時113.5万円(税込)となり、約26%の上昇となっています。諸費用なども考慮すると、もっと上昇していると言えるでしょう。

【軽自動車 参考価格】スズキ ジムニー

続いてスズキ ジムニーの価格推移を調べてみました。

2000年頃の新車価格

2021年の新車価格

【出典】カーセンサー

2000年頃は税抜表記(当時の消費税率5%)、2021年は税込(消費税率10%
エントリーグレードで比較すると、2000年当時113.6万円(税込)、2021年当時148.5万円(税込)となり、約31%の上昇となっています。

【コンパクトカー 参考価格】トヨタ ヴィッツ、ヤリス

コンパクトカーの参考価格として、どの車種を調べようかと思ったのですが、やはり代表としてトヨタ ヴィッツを選びました。現在は国内でもヤリスと名称が統合されています。

2000年頃の新車価格

2021年の新車価格

【出典】カーセンサー

2000年頃は税抜表記(当時の消費税率5%)、2021年は税込(消費税率10%)となっている点にご注意ください。
エントリーグレードで比較すると、2000年当時88.7万円(税込)、2021年当時139.5万円(税込)となり、約57%の上昇となっています。
 
思えばヴィッツもスズキスイフト同様に、2000年当時、車体価格が80万円台〜という低価格が話題でした。

【コンパクトカー 参考価格】スズキ スイフト

スズキ スイフトの価格も調べてみました。

【出典】カーセンサー

2000年頃は税抜表記(当時の消費税率5%)、2021年は税込(消費税率10%
冒頭でも触れたのですが、初代スイフトは79万円〜という驚きの価格でした。
 
エントリーグレードで比較すると、2000年当時86.4万円(税込)、2021年当時137.7万円(税込)となり、約59%の上昇となっています。
 
改めて思い返せば2000年初頭、革新的なコンパクトカーが低価格で次々と登場しました。
 
僕は大学生だったのですが、田舎だったので車通学する学生も多く、ヴィッツやフィット、そしてスイフトなどを新車で乗っている友人もいて、未だに鮮明に覚えています。
 
羨ましかった気持ちもありましたが、当時の僕はというとマニュアル+FRの車が好きで、日産S13シルビアを驚きの中古価格8万円(諸費用込みで20万円台だった気がする)で買って乗っていました。
 
今S13シルビアの中古相場が30年前の車にも関わらず、なんと200万円前後となっているのも驚きです。このあたりも今後調べたら面白そうです。
 
車体価格はかなり上昇していますが、それに伴ってお給料が上がっていれば問題ないですよね!?続いて平均給与をまとめてみます。

平均給与の推移

もう多くの皆さんはご存知だと思いますが、日本では平均給与は20年間上がっていません。

国税庁の資料から平均給与の推移を確認してみます。平成20年(2008年)から令和2年(2020年)までの資料なので、12年分の資料ですが見てください。

平均給与は2年連続の減少
1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は 433 万円で、2年連続の減少となった。

なお、令和2年の「年収中央値」は、390万円台となっています。

※国税庁「民間給与実態統計調査」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」などを参照

平均賞与の推移も明記されていました。

平均賞与はリーマンショック後以来の大幅減少
1年を通じて勤務した給与所得者の平均賞与は 65 万円で、リーマンショック後以来 の大幅減少となった。

その一方で海外の先進国では、多くの国々で給与は上がっています。

日本人が車を購入することが、国産車、輸入車問わず以前よりも困難になっていることが想像できます。

最後に2021年の世界各国と日本の平均賃金を比較した図を掲載します。

アメリカは貧富の差が極端な国ですが、平均賃金は日本の倍近くとなっています。

コロナ禍に入りインフレが加速する中、特に世界経済との開きが気になるところですが、日本経済は深刻です。

まとめ

というわけで今回の動画を振り返ると、日本人の平均給与は20年間上昇していないのに対し、国産車の価格はコンパクトカーが3割、軽自動車が8割も上昇していました。

この状況を鑑みると、多くの人が低価格壊れない実用性重視という車選びになるのは致し方ないのかなという気がします。

僕は低走行の中古車が好きだったのですが、コロナ禍で中古車も高騰していますし、本当に車を買うこと自体が難しくなってきています。

日本経済をもう少し真剣に議論して、そして少しでも良い方向に持っていかないと、魅力的な車が登場して、そして乗るという未来も危ないのかななんて考えました。

もちろん今回このような記事を書いたものの、車選びは十人十色ですし、仕事を頑張ってお金を稼ぎ、ちょっと良い車に乗るというのも素敵なことだと考えています。

また時々、良いカーライフを過ごすための考察もしていきたいと思っています。

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