ギターシールド(ケーブル)を自作して使っているので、今回は特におすすめできるMOGAMI製品と、プラグを幾つかまとめてみます!
お金に余裕があるわけでもない限り、シールドは是非とも自作しましょう。
高級シールドに迫る音質が、半額以下で手に入ります。
シールドは使っているうちに断線してしまう消耗品だし、自作できると市販品のシールドが故障した時にも修理・対処することができるようになります。
今回は高音質かつ低価格で、おすすめできるMOGAMIのシールドを紹介します!
MOGAMI 2524
MOGAMIのギターケーブルとしては、定番中の定番であるMOGAMI 2524。
9mm parabellum bulletの滝氏が使っていることで知った人も多いのではないだろうか。
高級なシールドには少し劣る気はしますが、楽器屋で安く売られているCANARE(カナレ)といった一般的なグレードよりは随分と音質がいい。
歪んだ音に適しているんじゃないでしょうか。ドンシャリではなく中域を太く出したい人向けかなと。
なお、2021年6月に久しぶりに調べたら、スイッチクラフトやノイトリックといったプラグを組み合わせたシールドも売っているではありませんか…!
以前は自分でプラグを選んで自作する必要があったのですが、いい時代になりました。
最初から完成品を買うのも十分にありですね。
なお自作では、加工も楽だし扱いやすいケーブルです。
僕も普段MOGAMIの2524を使っています。プラグは後述するNEUTRIK NP2Xです。
それを使って録音した音源のサンプルがコレです。
「VOX VT20+」というアンプで録音しています。
上述したフレーズを基にこんなサンプル曲も作りました。
MOGAMI 2549
音の立ち上がりが早く、抜けがいい音に感じるのがMOGAMI 2549です。倍音も多め。
MOGAMIのケーブル全般に言えることですが、クリアで、ローノイズなのが嬉しいですね。
MOGAMI 3368
MOGAMI 3368はケーブルに衝撃や振動が加わった際に発生するマイクロフォニックと呼ばれるノイズを徹底的に抑えた楽器ケーブルです。
MOGAMI 2524と比べると、外径サイズが太く、音のレンジが広い印象を持ちます。
とてもクリアなサウンドという印象です。
ただし、レンジの広さゆえか、音が若干細く聴こえることもあります。
倍音は2524よりも豊かに出ている感じがします。
直径が太いのでシールドを自作する際に少し苦労しますが、重量は意外と軽いです。
MOGAMI 2534
MOGAMI 2534はもともとマイクケーブル用なんで、4芯+シールド線となっています。
2芯ずつ束ねてギターシールドとして使おうっていう作戦ですね。
実は使ったことがないんですが、中低域に厚みがあって、パワフルで音抜けも良いらしい。
全体的にバランスが取れていているようなので、エレアコやクリーンな音を録る際に試してみたいなーと考えています。
続いて、ギターシールドを作る上では欠かせない、重要なパーツであるプラグも幾つか紹介します。
NEUTRIK(ノイトリック) NP2X
NEUTRIK(ノイトリック) NP2Xはしっかりした作りで、ハンダ付けも問題なくできて丈夫な印象があります。
耐久性に優れていて、ケーブルクランプにはチャック方式を採用しています。
チャック方式とは、チャックの穴に通してハウジングに密着させるやり方で、シールドの結線にハンダ付けをしないということらしいです。
僕は不安だから、いつもうっすらハンダ付けをします。
このプラグを取り付けると、ケースに入れる時など少しかさばるんですが、見た目が好きですw
中域が太いという意見をちらほら聞きますが、割と素直な音が出ているんじゃないかなと。
SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 280
SWITCHCRAFT(スイッチクラフト)は、プラグによって結構音質の差があります。
今回紹介したケーブルはMOGAMIですが、なんとなくベルデン製のケーブルとスイッチクラフトを組み合わせて使う人が多いような気がします。
SWITCHCRAFTで定番の280はレンジが広く、音圧の高い重厚な音が魅力となっています。
真鍮のニッケルメッキ仕上げですが、見た目は地味、とにかく地味です!
G&H(ジーアンドエイチ) BF2P-NNN
G&H(ジーアンドエイチ) BF2P-NNNは、見た目はスリムで地味ですが、その分軽いのがメリットです。たくさんのケーブルを持ち運ぶ際には良いかも。
他のケーブルよりも、音の解像度がかなり高いという意見と、何の特徴もないという意見があるようです。
G&H社のプラグは、芯部にOFC(無酸素銅)を使用し、その他の部分には真鍮を採用している点が大きな特徴です。
ここまで紹介した、NEUTRIK、SWITCHCRAFT、G&Hは自作ケーブルでよく使用されているので、信頼性は高いのではないでしょうか!
通販で安く気軽に購入できるのもメリットですね。
ハンダはKESTER 44がおすすめ
ハンダ付けする際には、楽器用としてALLPARTS JAPAN(オールパーツジャパン)のKESTER 44を選んでおけば間違い無いです!
僕とすると、ハンダで音が良くなるとかはプラシーボ効果なので、加工しやすいものを選べば良いでしょう。
綺麗にハンダ付けすることにこだわった方が、よっぽど質の向上につながるんじゃないですかね。
とりあえずKESTER 44はいいよ!って言えば、「お、こいつ分かってるな」って思われるくらいの代物なので覚えておきましょう。
まとめ
正直、ギターやアンプなど、全く同じ条件でギターシールドだけ交換して聴き比べてみなければ分からないけれど、注意深く聴いてみるとイコライザーをいじったくらいの違いを実感することはできます。
音質の他には見た目の好みや、作りやすさ、丈夫さで選べば良いでしょう。
なんか記事を書いていたら、またシールドを作りたくなってきたよ。
自分で作ったものだと、音が出た瞬間に感動するんですよね。自作おすすめ!!!
今後ベルデンなど他のシールドも試してレビューしたいです。