お久しぶりです。とみっちです。
現行型のムーヴキャンバスに乗り始めて、もうすぐ3年になります。
今回はYouTubeのコメント欄でもよく質問をいただく「ダイハツ車のウィンカー」について書いてみました。
これからダイハツ車を検討している方や、最近購入された方にとって役立つ内容だと思うので、ぜひチェックしてみてください。
ダイハツウィンカーは何が変なのか!?
まず、一般的な車のウィンカー操作について整理してみます。
右折時:レバーを下に下げる → レバーはその位置でキープされる
左折時:レバーを上に上げる → レバーはその位置でキープされる
右左折完了時:ハンドルを戻すと、レバーも自動的に元の位置に戻る
これが多くの車に共通する動きですよね。
車種によっては「軽いタッチで3回点滅するワンタッチウィンカー」が付いている場合もあります。
では、ダイハツウィンカーはどう違うのでしょうか。
右左折時:レバーを操作すると、すぐに元の位置に戻ります。
ただしウィンカー自体は点滅し続けます。奥まで押し込む場合:通常のウィンカーと同じく、ハンドル操作で戻さない限り点滅し続けます。
軽く触れる場合:ワンタッチウィンカーとして機能し、3回点滅した後に自動で消灯します。
つまり「レバーが戻るのにウィンカーは点滅し続ける」という点が、ダイハツ車特有の挙動なんですね。
取扱説明書では次のようになっています。
レバーが常に元の位置に戻るため、手動でウィンカーを切りたいときに頭が混乱してしまうことがあります。
これが、ダイハツ車特有の「電子式ウィンカーレバー」の特徴です。
この仕組みはダイハツだけではなく、トヨタ車の一部(ダイハツOEMモデル)や、BMW・MINIなどでも採用例があります。
僕自身も以前MINIクーパーを試乗したのですが、電子式ウィンカーで、最初は操作に戸惑いました。
初めて使う方にとっては「え、レバーが戻っちゃうの…?」とびっくりする仕様かもしれません。海外でも不評だそうです。
不自然なウィンカー
ダイハツウィンカーがどのような挙動をするのか、具体的に説明します。
例えば「左折したい」「左に車線変更したい」という場合、ウィンカーで合図を出しますよね。もしウィンカーが出しっぱなしになった場合、普通の車であればレバーを逆方向に倒してキャンセルできます。
ところがダイハツの場合は違います。
レバーを上、もしくは下に“チョン”と軽く押すことでキャンセルする仕組みになっています。
ここで落とし穴!
左折のためにレバーを上に上げたとします。普通のウィンカーに慣れている人なら「キャンセルは逆方向」と思って下に押し込んでしまうのではないでしょうか。
その結果…
「キャンセルしたつもりが、右折の合図が点滅!」という事態に。
停車中なら落ち着いて操作できますが、運転中だとこの「軽くレバーを操作する」というのが意外と難しいんですよね。
慌てていると本当に、
と、ウィンカーをダンスさせてしまうことがあります。
もし道路で「ウィンカーが左右交互に点滅している車」を見かけたら、それはもしかするとダイハツ車かもしれません。
どうか温かい目で見守りつつ、同時に「どっちに曲がるか分からない危険な状況」なので注意してください。
慣れるまでのエピソード
しばらく乗っていれば、ダイハツウィンカーに自然と慣れてきます。
とはいえ、慣れるまでのスピードには個人差があるように思います。
特に、従来のウィンカー操作に長年慣れている人ほど違和感が強いのではないでしょうか。
例えば、うちの妻は長年ペーパードライバーで、先代のムーヴキャンバスが実質的な運転デビューでした。そのためか、ウィンカー操作について大きな違和感はなかったようです。
一方で、僕の場合は「普通のウィンカー歴」が長かったので、感覚を切り替えるのに時間がかかりました。実際に違和感がなくなるまで、およそ1ヶ月ほどはかかったように思います。

みなさんはどうですか?すぐに慣れましたか?
ただ、問題は「普段は他社の車を運転していて、たまにダイハツ車にも乗る」というケースです。商用車やレンタカーなどでたまに乗るときは、やはり違和感が大きいですね。
実際、今でもウィンカーをキャンセルしようとして、一瞬だけ逆側に点滅させてしまうことがあります。最初の頃に比べればかなり減りましたが、それでも注意が必要だと感じています。
さらにややこしいのが、輸入車との併用です。
以前フォルクスワーゲンのゴルフRに乗っていたときは、ウィンカーレバーの位置自体が左右逆。その上でダイハツ車も運転すると、もう頭の中は混乱状態でした(笑)
いずれの車でも共通して言えることは、「カチカチという音」や「メーターの点滅表示」をしっかり確認すること。
たまにウィンカーを出しっぱなしで走っている車を見かけますが、助手席に人が乗っていても気づいていないこともあります。
「 え、2人とも気づかないの!?」と思うこともしばしば…。
ダイハツウィンカーのキャンセル方法
ダイハツウィンカーをキャンセルするとき、僕は次のように意識しています。
左折時:レバーを「上」にチョンと軽く押す
右折時:レバーを「下」にチョンと軽く押す
こうすることで、仮に押しすぎても反対側のウィンカーを点灯させる心配がありません。
慣れればそれほど難しくはないのですが、正直なところ……
「最初から普通のウィンカーにしてくれればいいのに!」
と思いますよね(笑)
ワンタッチウィンカーの設定方法
ダイハツ車では、レバーをチョンと押すと「ワンタッチウィンカー」が作動し、3回点滅します。ただ、この3回というのは少なく感じませんか?
実際には車線変更の合図としては短すぎて、余裕を持って動作できないこともあります。
道路交通法的にも、少なくとも4回、できれば5回くらいは出しておくのが安心です。
最近はメーカーによっては「ワンタッチウィンカーの点滅回数」を変更できる車種もあります。現行型のムーヴキャンバスも例外ではなく、設定メニューから自分で回数を調整したり、ワンタッチ機能をオフにすることも可能です。
ちなみに、車線変更時に「1回、2回だけ出して終わり」というドライバーも見かけますが…これは正直、危なっかしいですね。個人的にはこのような輩は論外と思っています。
現行型のムーヴキャンバスでは、車両の設定メニューから ワンタッチウィンカーの回数変更や、機能そのものをオフにすること が可能です。
具体的には、
- ステップ1
- ステップ2
- ステップ3
という手順で調整できます。
今回のまとめ
今回の記事のまとめです。
- ダイハツ車のウインカーは特殊
- レバーが元の位置に戻る電子式
- 他メーカーとは違う操作感
- 車種によってはワンタッチターンシグナルはオフにできる
- 慣れるまで1ヶ月程度はかかる
- 最初は戸惑うのが普通
- 音とメーターで判断する習慣をつける
- 購入前の試乗が重要
- 実際に体験してから判断する
- 運転する家族全員で試乗することをおすすめ
ダイハツのウィンカー問題、確かに最初は戸惑うこともあります。でも、慣れてしまえばそれほど大きな問題ではありません。
正直なところ、メーカーには 「慣れないと使いづらいもの」は作らないでほしい と思ってしまいます。
ただし!これから購入を検討されている方は、必ず試乗で体験してください。 普通のウィンカーとは操作感が大分違います。絶対慣れないなとか、嫌いということであれば、他社の車を検討した方が良いかもしれません。
ダイハツ車自体は生活によりそう車種が多い点が魅力です。 ウインカーの件だけは、事前に知ってほしくて今回紹介しました。
コメント欄で皆さんの体験談も聞かせてください! 「最初戸惑いました」とか「意外とすぐ慣れました」とか、 体験談をYouTubeのコメント欄やXなどでシェアしていただけると嬉しいです。
これからまた、車の動画を時々出していきたいと考えています。
また次の記事や動画でお会いしましょう!