LiTime製リチウムイオンバッテリーにDIYで交換【前編】ハイエースキャンピングカー

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LiTime製リチウムイオンバッテリーにDIYで交換【前編】選んだ機器と動作テスト キャンピングカー
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お久しぶりです。とみっちです。

とみっち
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ハイエースのキャンピングカーが納車されて、早くも1年半が経ちました。

車内のサブバッテリーは鉛バッテリーが1個だけなので、照明や家電を長時間使うのは正直ちょっと厳しいんですよね。

そこで今回は、念願だったリチウムイオンバッテリーへのDIY交換にチャレンジしてみました!

車中泊をしたい方や、自分の車にもリチウムイオンバッテリーを導入したいと思っている方の参考になれば嬉しいです。初心者向けに分かりやすく解説します。

実は僕、サブバッテリー周りの配線や、装置に関してはほとんど知識ゼロの状態からのスタートでした。

とみっち
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今回の交換に向けて、しっかり勉強しました!

まずは製品の紹介をして、室内で動作テストをします。実際に車内で設置する様子は後編の記事で公開します。

かかった費用の合計使った製品や準備した工具などは、記事の最後(YouTube動画は概要欄)に一覧でまとめているので、そちらもチェックしてみてください。

YouTubeで投稿した内容
今回導入したバッテリーを取り扱うLi Timeの公式サイト

取り付けするLi Time製品の紹介

今回導入するのは、リチウムイオンバッテリー、AC充電器、そして2000Wのインバーター。この3つはLi Timeの製品です。

使用中の電力量や充電量などを計測できるバッテリーモニターはレノジーのRBM500を選びました。

Li Timeは、「コスパが良くて性能もバッチリ!」な製品をたくさん出しているメーカーで、キャンピングカー界隈でも人気上昇中なんですよね。

この3点セットがあれば、車内で電子レンジや電気ケトル、ドライヤー、IHコンロといった、ちょっとパワーが必要な家電も問題なく使えます。

さらに、外部電源(自宅・キャンプ場・RVパークなどのコンセント)に接続して、バッテリーを充電することも可能です。

いずれアップデートしたいですが、走行充電は元からついているものを使ってみます。

LiTime 12V100Ah mini リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

サイズは幅260mm × 奥行き133mm× 高さ227.5mm重量8.9kgです。
セール価格で37,580円(税込)でした。

一般的なバッテリーサイズよりも一回り小さく、さらに軽量です。

例えば鉛バッテリーは20kg前後あることが多いですが、これはその約半分くらいの重さになります。実際に自宅で測ったところ、重量は8.9kgでした。

今回交換する鉛バッテリーの重量を測ったら20.6kgでした。軽量化できるのが嬉しいです。

さて、LiTime 12V100Ah miniの電圧は12.8Vで、気になる容量は100Ahアンペアアワーとなります。

つまり電力量は、12.8V × 100Ah = 1280Whワットアワーです。

理論的には消費電力が1280Wの家電を1時間使える容量です。リチウムイオンバッテリーの場合は、残量10%くらいまでは使って大丈夫ですので、1152Whも使えます!

一方で鉛バッテリーの場合は容量が100Ahであっても、実際に使用できるのは約半分までとなるので600Whくらいとなります。半分を下回ると過放電の状態となり、バッテリーの寿命を急激に縮めることになります。

容量1280Whと言えば、最近まで僕が車内で使っていたエコフローのポータブル電源「DELTA 3 Plus」の容量1024Whを上回ります!

LiTime 12V100Ah miniのスペック表から抜粋してみました。

電池の種類

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
(LiFePO4)

公称電圧12.8V
定格容量100Ah
電力量 / 出力電力1280Wh
サイクル回数4000回
BMS100A
最大継続放電・充電電流100A
最大放電電流1秒間400A
推奨充電電流20A
充電電圧14.4V±0.2V
サイズ幅260× 奥行き133× 高さ227.5 mm
重量8.9kg
温度範囲充電: 0℃〜50℃
放電: -20℃〜60℃
保存: -10℃〜50℃
保護過充電、過放電、高温、過電流、短絡
保証5年

継続して使える電力は1280Wとなっています。

0℃以下で充電するとバッテリーにダメージを与えるため、充電しないようにしましょう。

冬の寒い日は、車内やバッテリー付近の温度を温めてから充電することをオススメします。
低温下で走行充電する際も注意が必要ですね。

一方で使用できる温度帯は、-20℃〜60℃と真冬から真夏まで1年を通して使えます。

今回僕が車に取り付けるのはLiTime 12V100Ah mini 1台ですが、使ってみて問題がなければ夏までには3台に増やして並列接続して使おうと思います。

本来は、複数台のバッテリーを導入する場合、同じバッテリーを電圧合わせをして使うのが基本なので、同時購入をオススメします。

なお、保護機能(BMS – バッテリーマネジメントシステム)が搭載されており、内容は以下となります。

過充電保護バッテリーの電圧が安全上限を超えると充電を停止
過放電保護電圧が下限を下回ると放電を停止(セルの劣化や損傷を防止)
高温保護高温時に充放電を停止し、安全を確保
過電流保護異常な大電流が流れた際に遮断
短絡保護ショート発生時に即時遮断して火災・破損を防止

LiTime 12V2000W DC ACインバーター

LiTime 12V2000W DC ACインバーター

【出典】LiTime公式

12Vバッテリーで100Vの家電を使うためには、インバーターで変換する必要があります。

サイズが幅320mm × 奥行き188mm × 高さ100mm、重量は4.1kgとなっています。
セール価格で32,980円(税込)でした。

2000Wのインバーターを選びました。我が家で使う家電は、出力が高いものでも、電子レンジ、IHヒーター、電気ケトル、ドライヤーなので、1200Wもあれば十分です。

2000Wの高出力なのでしょうがないですが、ちょっとサイズが大きく、重い製品です。

持続可能な電力2000W
サージピーク電力4000W
効率90%以上
動作温度-20℃~40℃ 
サイズ幅320 × 奥行き188 × 高さ100mm
重さ4.1kg
保護過負荷、高温、短絡、低電圧、過電圧、インバーター過熱防止、出力オーバーロード保護、出力短絡保護など
保証2年

AC100Vのコンセントが4つ、USB-AとUSB-Cの給電ポートが1つずつ付いています。リモコンを有線ケーブルで接続し、離れた場所でオンオフの操作が可能です。

また、60Hz/50Hzの切り替えが可能なので、使用する家電に合わせて選択できます。

逆側にはプラスとマイナスの端子と、冷却用のファンが2つ付いています。

LiTime 12V 40A バッテリー充電器

LiTime 12V 40A バッテリー充電器

【出典】LiTime公式

ACコンセント経由でサブバッテリーを充電するための機器として、LiTime 12V 40A バッテリー充電器を選びました。

サイズが幅293mm × 奥行き135mm × 高さ70.5mm、重量は2.8kgとなっています。
セール価格で28,000円(税込)でした。

今回導入するのは、容量100Ahのバッテリーが1台なので、40Aはちょっとバッテリーに負荷がかかるそうです。推奨される充電器は20Aとのことです。

 

 

ただ、バッテリーを増設しようと考えていることと、充電時間は短めの方が嬉しいので40Aにしました。

高速充電は魅力的ですが、結果的にはバッテリーのサイクル回数を減らしたり、最大容量が減少することに繋がるそうです。

高速充電をうたっているバッテリーも数多くありますが、充電速度を下げてあげると寿命を延ばせるのでオススメです。

LiTime 12V 40A バッテリー充電器の仕様を抜粋します。

出力電圧14.6V
出力電流40A
最大入力電流13A
動作温度-20℃ ~ 40℃
サイズ幅293× 奥行き135× 高さ70.5 mm
重さ約2.8kg
保護

逆極性接続、過電流、過熱、出力短絡、出力過電圧

保証

1 年

今回導入したバッテリーを取り扱うLi Timeの公式サイトです。頻繁にセール情報が更新されるので、ぜひ価格をチェックしてください↓

その他に購入した機器や工具

次回の動画で回路図実際の取り付けの様子を説明しますが、今回設置する上で購入した機器や工具を紹介します。

バッテリーモニターはLi Time製ではなく、Renogyを選びました。理由は安かったということと、多くの人が取り付けている情報があるのでこちらにしました。もちろんLi Time製品で統一してもOKです。

バッテリーにBMSが搭載されていても、ブレーカーとヒューズを併用することを強くオススメします。公式サイトにも記載されています。




2000Wのインバーターを使う上で大電流が流れるため、38sqスケアというケーブルをプラスとマイナスで必要な長さで購入しました。sqとはsquareの略のことですが、日本では一般的にスケアと発音するようです。38sqは非常に太く、外周が38mmあることを表しています。

2000W、つまり167A(2000 ÷ 12 = 166.66666)の電流にも十分耐えられます。安全マージンを持たせて余裕を持った設計にしました。

38sqのケーブルは、製品にもよりますが直径が約11.5mm、銅線部分(より線)の直径が約8mmとなります。


圧着端子はR38-8といったサイズなど複数を、モノタロウで購入しました。安心できるメーカーとしてニチフ製を選択。

ケーブルに圧着端子を取り付けるためには専用工具が必要です。8sq〜38sqに対応した工具を買いました。楽天で4,880円でした。

バッテリーの残量を計測するためにテスターも買いました。今まで正確に測定できる機器を持っていなかったので、良い機会となりました。

詳しい説明は次回の記事に回すとして、他に用意したものは以下のような商品です。



糸ノコはバッテリーモニターとインバーターのモニターを取り付ける木の板に穴を開けるのに使用しました。ホームセンターで探したところ、安くても1500円ほどしたのですが、Amazonなら845円でした。

購入した製品の金額リスト

今回購入した機器やパーツ類、工具などを合計した金額は147,683円ほどでした。

品名金額
LiTime 12V100Ah mini¥37,580
LiTime 12V2000W DC ACインバーター¥32,980
LiTime 12V 40A バッテリー充電器¥28,000
RENOGY RBM500 バッテリーモニター¥8,311
合計¥106,871

 

品名金額
LiTime150Aブレーカー¥3,599
KIVケーブル プラス 2m¥6,104
KIVケーブル マイナス 1m¥3,377
バッテリーテスター¥2,499
ネジ止め式タイラップ¥1,580
OLFA大型カッター¥480
糸ノコギリ¥845
50A ヒューズ¥993
BUSバー¥3,900
バッテリー切断スイッチ¥1,880
自己融着テープ¥673
圧着工具(8〜38sq)¥4,880
各種圧着端子¥5,424
ケーブルカッター¥1,380
コンセント¥598
その他(木材、ネジ、配線隠しなど)¥2,600
合計¥40,812

導入するバッテリーの容量は100Ah(1280Wh)ですが、300Ah(3840Wh)で組んでも20万円程度で仕上がります。当初ハイエースのキャンピングカーを購入したビルダーさんに聞いたところ、リチウムイオンバッテリーにするには50万円はかかると言われました。

随分と安く組めますね!

ただしDIYでの取り付けに不備がある場合、車両火災などの重大な事故につながる可能性があります。

取り付けに自信がない方や、不安な方はビルダーさんなどのショップに依頼することをオススメします。

室内でバッテリーテスト

現在のバッテリー容量は13.17Vでした。取り扱い説明書で確認したところ、50%程度の充電量でした。法律でリチウムイオンバッテリーの輸送時は、50%程度までの残量にすることと定められているそうです。

家電(サーキュレーター)を使ってみる

インバーターにプラスとマイナスのケーブルを接続します。

端子の穴のサイズはM6…つまり6mmです。ボルトのサイズは10mmです。
プラス、マイナスの順に接続します。

続いてインバーターのリモコンポートにリモコンを接続します。
電源ボタンを押せば、簡単にオンにできました!

バッテリーの電圧、温度、現在どのくらい出力しているかなどが一目瞭然です。このリモコン、見やすくて気に入りました。

今まで我が家のハイエースにはアナログの電圧計しかなかったので、社内で使えるようになるかと思うと感動です…!

インバーターの裏側にあるACコンセントにサーキュレーターのアダプターを差し込んでみました。これで動作テストをしてみます。ワクワク…

バッチリ使えました!

リモコンの画面のOUTPUT欄には0Vと表示されていておかしいなと思ったのですが、どうも1回バッテリーを充電すれば、正常に表示されるようです。

バッテリーを充電する

AC充電器とバッテリーの接続が完了しました。付属のケーブルは、アンダーソンコネクタと呼ばれる簡単に抜き差しできる端子となっています。(グレーのパーツ)

このパーツは内部に回路を持っているようなものではなく、物理的にケーブルを抜き差しできるようにしているだけなので、コネクタを使用しない人は、ケーブルを加工して圧着端子などにしてもOKです。

AC充電器にACケーブルを接続して、自宅のコンセントに差し込み、スイッチをオンにすると充電が開始されます。ランプが赤く点灯して充電中であることが確認できます。

すぐに冷却ファンが動き出したのですが、音量は結構大きくて、僕の拳一つ分くらいの距離で計測したところ70dBほどありました。

ただし、バッテリー、インバーター、AC充電器いずれも椅子の下に格納するので、実際の使用中はもっと音は小さくなります。

格納せず室内にそのまま置くことを想定される方は、音量は結構することをご認識ください。

なお、先ほども登場した「EcoFlow DELTA 3 Plus」 は充電時にファンが回っている際の音量も小さく、約43dBほどとなります。ポータブル電源はコンパクトなボディによく考えて作られています。その分、大きな電力量を求めると高額になるのがネックです。

充電も問題なくできました。今回導入した40AのAC充電器を使えば100Ahのバッテリー1個は2時間程度でフル充電できます。20AのAC充電器なら4時間程度となります。

まとめ

今回は取り付ける機器の紹介と、実際に室内で動作テストをしてみるところまで記事にしました。

次回はいよいよ我が家のハイエースのキャンピングカーの鉛バッテリーを、今回紹介した機材に置き換えるDIYを実施します!

果たして無事に動作するのでしょうか。

YouTubeで投稿した内容
今回導入したバッテリーを取り扱うLi Timeの公式サイト
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