巷で話題のバイノーラル録音をやってみたいと思い、ついにRolandのバイノーラルマイク「CS-10EM」を買いました!
今日は早速、録ってみた音源を幾つか紹介してみたいと思います!
まずはバイノーラル録音の簡単な説明です。
バイノーラル録音とは??
バイノーラル録音とは、モノラル録音や、ステレオ録音と並ぶ録音方法の一つ。
人間を模した模型(ダミーヘッド)などの左右の耳にマイクを装着し、録音することで、人間が実際に音を聴く状況に近い音を立体録音することが可能。
簡易的なバイノーラル録音
イヤフォンに一体型にすれば簡単にバイノーラル録音できるよね?という発想で作られたマイクが幾つか登場しました。
手軽な一方で、録音者の呼吸とか、鼻をすする音とか、せき、くしゃみとかが同時に収録されてしまうデメリットがあります。
また、三脚でマイクを置いておくのと違って、録音者がマイクなので、収録中は意図的に動きながら音を録音する場合を除いて、録音者がずっとじっとしていなければならない点も不便ではありますね。
とは言え、イヤフォン一体型で、1万円以内の価格でバイノーラル録音ができるというのは、大変に魅力的です。
RolandのCS-10EMが、価格が安い上に音も信頼できそうなので購入しました。
僕はAmazonでコジマ電気から、税込配送料込みで7,420円で買ったのですが、楽天だと7,190円のようです。
楽天の方が安かった…。
価格は変動するので、注意してチェックしてください。
Roland CS-10EM 開封の儀
到着後、ワクワクしながら開けてみたんですが、中身は録音用の赤い端子が見える以外、普通のイヤフォンすねw
耳の穴に突っ込む、イヤーピースの他に、外側のマイク用のウィンドスクリーンが1セット付属しているので、特に用意する必要はないですよ!
Roland CS-10EM 取扱説明書
取扱説明書がRolandの公式製品ページからダウンロードすることが可能です。
早速幾つか音を録ってみました。
Roland CS-10EMを使って録音してみた音をアップします!
イヤフォンやヘッドフォンを装着して聴いてくださいね。
イヤフォンをした状態で、左右で缶ビールを開けました。
プシュッていう音と、グラスにビールを注ぐ音が、左右からちゃんと分離して聴こえますね。
地味な音ながら、最後に乾杯していますw
バイノーラルマイクを装着した状態で歩いてみました。
道を歩く人の声や、足音、車の音の動きに是非注目して聴いてみてください。
特に2分頃から聴こえる飛行機の音が、左から右に抜けていくのが面白いですよ!
PCMレコーダー
僕は「CS-10EM」を使う時、SONYのPCMレコーダー「PCM-M10」に接続して録音しています。
どんな使用用途があるの?
ラジオドラマや、大人の男が喜ぶビデオ、音フェチ向けの作品とかでバイノーラル録音が用いられているものがあるようですが、まだまだ知名度は低いし、趣味性が高いのかなーなんて思っています。
個人的には、このマイクを「おと風景」の音源の収録用にどんどん使っていきたいと思います。
環境音にピアノやアコギ、電子音などを組み合わせた楽曲も是非作ってみたいですね。
動画配信とかで、このマイクをどんどん使ったら、映像を見ている人が、あたかもその場所に居合わせているかのような効果ももたせられるかもしれませんね。
以上、バイノーラルマイクの紹介でした!
【おまけ】バイノーラルマイクを自作しているツワモノな方々もいます
Roland CS-10EMなどと同様に、耳に装着するイヤフォンタイプのバイノーラルマイクです。
なんと、ダミーヘッドも作られています!耳だけがやけにリアルで不気味ですが、ここまでこだわって作るのも凄い!